地震の防災対策 家庭でできること




地震への対策としてもっとも重要なのが、建物の耐震設計です。地震災害による死者数は、二次災害として発生する大規模な火災や津波によるものを除けば、建物の倒壊による死者数がもっとも多くを占めています。阪神淡路大震災でも、多数の人が身動きする余裕もなく倒壊した家屋の下敷きとなって死傷しました。住まいに十分な耐震設計をほどこすことは、命を守るための重要課題です。そこで、戸建住宅とマンション・アパートのような集合住宅いずれの場合も、2000年(平成12年)改正の建築基準法等によって定められた耐震基準に適合しているかどうか、専門家による「耐震診断」を行なってもらいましょう。現在、多くの自治体では、申込者に対する無料の耐震診断や耐震改修工事費の補助を実施しています。

建物倒壊だけでなく、倒れた家具類の下敷きになって死傷するケースが珍しくありません。タンス、食器棚、本棚、冷蔵庫など背の高い家具類は、就寝時やくつろいでいる時に体の上に倒れてこないよう配置を工夫するか、転倒防止の対策を行ないましょう。家具類の転倒防止対策としては、家具店・ホームセンターなどで販売されている各種の「転倒防止金具」を取り付けることが、もっとも簡単で確実な方法です。


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(C) 2014 家庭でできる防災対策
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