地震の防災対策 家庭でできること -2




地震の揺れによって食器棚から食器が飛び出したり、窓や家具のガラス戸が割れたりして、その破片が室内に散乱することも、たいへん危険です。食器棚やキッチンの吊り戸棚の扉は、横にスライドする引き戸タイプが安心です。しかし、観音開きの扉が付いている棚の場合も、「耐震ラッチ」と呼ばれる扉の掛け金具を取り付けることで、扉が開くのを防ぐことができます。また、割れやすい窓ガラスを使っている場合や、ガラス戸の付いた家具の場合は、ガラスに「飛散防止フィルム」を貼ることで、万一割れても破片の散乱を防ぐことができます。

地震といえば火事が付き物です。地震が起きたときにはすぐに火を消すことを習慣づけておきましょう。さらに、キッチンには油に引火したときに有効な「泡消火器」を備え、消火の仕方を熟知しておけば安心です。ただし、加熱調理中にガスの火を消す場合は、グラッと来た最初の数秒間か、大きな揺れが一度収まってからにしてください。激しい揺れの中で無理して火を消そうとすると、やけどをする恐れがあります。また、大きな地震の直後にはガス漏れの危険性もありますから、火の使用には十分に注意してください。

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